名刺は、自身を紹介するときに欠かせない集客ツールです。
いわば集客に欠かせないツールの一つと言っても過言ではありません。単に、社名や名前だけを書いた名刺を作るだけでは、話のきっかけを作るのは難しいものです。
名刺に、いろんな工夫を凝らすことで、先方の印象に残るようにすることで集客を促進させるのはいかがでしょうか。
名刺はなぜ必要か
ビジネスのシーンで初対面の時に必要なのが名刺です。
名刺が登場したのは、16世紀のヨーロッパです。18世紀にはアメリカのビジネスシーンで使われるようになり、その後、日本でもビジネスに名刺が使われるようになりました。
現在では、名刺はビジネスシーンで欠かせないものになりました。社会人であれば持っているのが当たり前のアイテムです。
名刺の目的は、自分の情報を正確に伝えることです。会社名、所属している部署、役職、連絡先、メールアドレスなど基本的な情報を伝えます。
次に、人脈のきっかけ作りです。名刺を交換していれば、連絡を取ることもできますし、訪問して会うこともできます。そうして、少しずつ振興を深めていけば、やがて人脈となりビジネスで助けてくれる存在になります。
はじめまして。
名刺のデザイン
名刺交換をしたときに、印象に残るかどうかは重要です。
顔写真を入れる
普通の名刺では、印象に残らず後で思い出してもらえないかもしれません。そこで、最近ではデザインだけではなく、写真や似顔絵を入れたりして、印象に残るように工夫がなされています。
このような名刺であれば、「あの時会った、〇〇さんね」とすぐに思い出します。
裏面に印刷する
また、裏面に仕事内容を印刷している名刺もあります。この名刺であれば、初対面で話すきっかけになり、話す内容で相手に印象付けることができます。
それだけでは能がないので、自分はどんな人間なのか、自分に仕事を任せると得られるメリット、
仕事での得意技など、自分をピーアールする内容を入れると、初対面の方とも話が弾みます。
用紙に印象を持たせる
名刺の用紙を特殊なものにするだけでも印象に残ります。
黒い紙に銀色で印刷したり、透明の用紙にシルク印刷をしたり、和紙に印刷したり、竹に印刷したりと特殊な用紙を使うだけでも、もらった人は強い印象が残ります。
このような名刺を持つのも個性的でよいのではないでしょうか。
こんな用紙はどうですか?
名刺を作成することに気を付けたいこと
名刺のデザインを優先すると文字も小さめで白場を多くとるとセンスの良いものになりますが、年配の方には、文字が見えずらいものになります。
目線を気にする
名刺を受け取ったときの人の目線は、上から下への動きます。
会社名、役職、名前、住所、連絡先の順番に見ています。ということは、この順序を変えると相手は、必要なものを探すことになります。
例えば、携帯電話の番号やメールアドレスを上の方に置いていると、相手の目線には入りません。
「メールアドレスないですね」となってしまうので、先の順番は守る方がいいでしょう。
文字の大きさに気を付ける
文字の大きさも重要です。小さい文字はデザイン的に美しい面もあるのですが、年配の方は見えずらいものです。
ある程度の大きさがないと見えません。
あなたが大切な人物と会うとして、その人が50歳を超えていると、人間の自然現象として老眼になっていますので小さい文字は見えません。
文字の大きさには気を付けてください。
文字ははっきりした色にする
文字の色も大きさと同様です。
よく見るのが、グレー系の文字の名刺です。これも年配者にとっては、見ずらいものです。
センス良く見えるのですが、名刺の目的からは外れてしまいます。
文字の色は、はっきりしたものを使ってください。
名刺入れに入るだけでなく保管しやすいサイズにする
サイズも大切です。小さいサイズの名刺をいただくことがありますが、保管がしにくいものです。
大きいサイズのものも同様です。
名刺入れに入らなかったり、名刺ケースに入らないものは大切に扱ってくれません。
カメラ目線じゃありません!
名刺に多くの情報量載せる
名刺は1枚の裏表と限っているわけではありません。
2つ折りの名刺もあれば、3つ折りの名刺もあります。
このような名刺であれば、かなりの情報を載せることができます。自社の仕事のメニューを載せて紹介することもできますし、自分のプロフィールも詳細だけでなく、好きな言葉や仕事に取り組む姿勢なども掲載できます。
要するに、名刺を渡して「中も見てください」というだけで、事業の詳細を話すきっかけが作れます。また、渡した名刺も印象に残るので次回会ったときも「いついつは…」と、気軽に会話に入っていけます。
パンフレット形式の名刺
名刺であることは間違いないのですが、中身は見開きで会社の業務を一つずつ紹介しているタイプの名刺です。
私も、かつてお一人だけいただいたことがあるのですが、一見開きごとに商品の詳しい内容が記載されていて、ページ数は20ページほどあり、まるでパンフレットを読んでいるがごとくの印象を受けたことを今でも覚えています。
このタイプの名刺は、印象に残るだけではなく、珍しさがあるので一度は、最初から最後まで目を通してくれます。その後も印象に残っているので、営業ツールとしても集客ツールとしても、申し分のない名刺と言えるでしょう。
しかし、制作するためのコスト、印刷するコストがかなりかかるので、ある程度の予算を取っておかないと、簡単にできるものではありません。
こんな名刺見たことない!
名刺を管理する
たくさんの名刺をもらうと管理するのが大変です。
私も半年で500枚の名刺で足らないことがあります。それだけ多くの人に会っていることになるのですが、名刺の管理が大変です。
一昔前は、名刺ホルダーを駆使して管理していましたが、それでは到底追い付かず、今では名刺アプリを活用しています。
スマホで写真を撮るだけでデータ化してくれるので管理も楽です。
また、検索するのも簡単ですから、いつでもどこでも必要な人を呼び出して連絡することができます。
そんな名刺管理ソフト、どんなのがあるのか紹介しましょう。
「ITトレンド」が選んだ2019上半期名刺管理ソフトランキングです。
1位 Sansan
2位 Knowledge Suite
3位 Eight企業向けプレミアム
4位 連絡とれるくん
5位 ホットプロファイル
自分の名刺の管理と会うソフトを選んでください。
まとめ
名刺を集客ツールとして使うには、ありきたりの名刺では役に立ちません。裏面を工夫したり、折形式にしたり、パンフレット形式にして、初対面の方との話題作りに貢献しながら、自社をさりげなくアピールできる名刺を作成する必要があります。
また、交換した名刺を最大限に活かすには、名刺の管理をどうするかです。そのためには、自分に合って名刺管理ソフトがお勧めです。