将来は、自社ブランドが必要になります。
椋本:御社の主力商品はなんですか?
西尾:ハンカチです。中でもPolo BCSが一番の主力商品です。
椋本:ブランドは複数お持ちなのですか?
西尾:ロベルタ ディカメリーノ、サムシング、マックレガーなど複数のライセンスブランド商品があります。ロティー、ブールトゥジュール、ポールシャルムなどPBとして力を入れています。
椋本:近々、通販サイトを立ち上げるおつもりだとか。
西尾:そうです。次の販売ルートも確保しなければいけないと思っていますし、今後のネット環境を考えると、疎かにできるものではありません。力を入れていかなければと思います。
椋本:なるほど、最終的にネットでの売上どのくらいを考えていますか。
西尾:具体的な数字はまだ見えてはいませんが、小売店1件の売上くらいは作りたいと考えています。
椋本:ネット以外の取り組みについてはいかがですか。
西尾:弊社の主力はPolo BCSですが、ブランドなのでライセンス料もかかります。そこで、オリジナルブランド「Rotti(ロティ)」に力を注いでいます。ネコはじめ動物の柄がかわいらしく、支持してくださる方も増えて来ています。このブランドをハンカチ・タオルだけでなく、カバンや財布・かさなど他の商品へと広がりを作りたいと考えています。
椋本:なるほど、オリジナルブランドを伸ばしていきたいことがよくわかりました。具体的に戦略は立てておられますか。
西尾:今のところ、消費者の間に、Rotti(ロティ)は認知されつつあります。この認知度を上げるためには、売り場でのPOPを含め、売り場提案が必要になってくると思います。まずそこを検討しなければいけません。
椋本:ブランドを確立できる勝算はいかがでしょうか
西尾:勝算というよりも、確立しなければいけないという使命感の方が強いですね。将来を考えれば売れる自社ブランドが必要になりますから。